スタッフブログ
塗装が難しいパターンもあります😲
2025.10.10
スタッフブログ
こんにちは☻
大阪狭山市・富田林市・堺市・河内長野市を中心に地域密着で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を提供しております。
お客様に信頼いただける高品質工事が強みのプロタイムズ大阪狭山店・株式会社カラーです❢
普段は外壁についての話題が多いのですが、今回は屋根に関しての情報です✍
屋根は建物で一番雨風の影響を受ける箇所です☔🌀
ですので、屋根の塗装は見た目の美しさを保持するだけでなく、
雨風や紫外線から屋根材を保護し、
建物の寿命を延ばすためには欠かせない非常に重要なメンテナンスです。
ただし、実は全ての屋根材が同じように塗装に適しているわけではないんです😱
塗装が難しい、もしくは塗装以外のメンテナンスが推奨される特性を
もつ屋根材も存在します。
今回はそんな塗装が難しい・塗装以外のメンテンナンスが求められる屋根材とその事情を解説します。
。

🏡パミール(ニチハ株式会社製)
「パミール」は1996年から2008年頃に製造されたノンアスベスト化粧スレート屋根材です。
こちらは【層間剥離(ミルフィーユ状の剥がれ)】という独自の劣化症状を起こします。
表面に塗料を塗っても、屋根材自体が薄い層で剝がれてしまうため、
塗料の効果を発揮する以前に塗料ごと屋根材がめくれてしまいます。
高圧洗浄劣化を促進させる可能性があるため推進されておらず、注意が必要です。
また屋根材の問題のほかに、パミールの固定に使用されていた
「ラスパート」釘という特殊な釘の一部にメッキ処理の不具合があったとされ、
経年により錆びやすく、釘頭が腐食して屋根材のずれや落下につながる事例も報告されています。
【施工方法の候補】
屋根カバー工法:既存のパミール屋根の上に新しい屋根材(軽量金属屋根など)を重ねて施工
屋根葺き替え工事:既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に交換
🏡コロニアルNEO(クボタ(現:ケイミュー株式会社)製)
「コロニアルNEO」は、2001年から2008年頃に製造されたノンアスベスト化粧スレート屋根材です。
パミールと同様に、塗膜の膨れや剥がれといった症状が出やすいとされています。
このほかの特性は、表面の撥水性が高く塗料が密着しづらいことです。
層間剥離まではいかずとも、屋根材の素材自体が脆くなっている場合があり、塗装が長持ちしないケースが多く見られます。
【施工方法の候補】
必ずしも塗装ができないわけではありませんが、
屋根カバー工法:既存のパミール屋根の上に新しい屋根材(軽量金属屋根など)を重ねて施工
屋根葺き替え工事:既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に交換
が有力です。

セキスイかわらU(積水化学工業株式会社製)
「セキスイかわらU」は、1990年代から2000年代前半にかけて製造されたノンアスベストの軽量セメント系屋根材です。
表面の塗膜の剥がれや、ひび割れ、屋根材自体の反りといった劣化症状が起こりやすいとされています。
塗装を行ってもすぐに剝がれてしまったという報告があります。
特に、初期の製品において経年による塗膜の脆弱性が難点で、
屋根材の継ぎ目の構造が複雑であるゆえに、塗装しても防水面に懸念があります。
【施工方法の候補】
屋根カバー工法: 既存の「かわらU」の上に、新しい軽量の金属屋根材などを重ねて施工する方法です。費用と工期を抑えつつ、屋根の機能を回復させることができます。
屋根葺き替え工事: 既存の「かわらU」を全て撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。下地から点検・補修できるため、より根本的な解決策となります。
🏡クボタ(現:ケイミュー株式会社)の他の初期ノンアスベストスレート(例:アーバン、ザ・ルーフなど)
「コロニアルNEO」以外にも、2000年代初期に製造されたクボタ(現:ケイミュー)製のノンアスベストスレートには、表面の塗膜の脆弱性や、屋根材内部の結合力の弱さ問題視されていました。
アスベスト規制後の代替品として開発された経緯があり、塗装を行っても長持ちしない、あるいは塗装後にすぐに剥がれてしまうと一部商品において問題が報告されています。
屋根材そのものが脆くなっている場合、塗装する以前に屋根材が割れたり欠けたりするリスクもあります。
【施工方法の候補】
屋根カバー工法
屋根葺き替え工事
🏡モニエル瓦(セメント瓦、コンクリート瓦の一種)
モニエル瓦は、表面にセメントと砂を混ぜた着色層があり、さらにその上に「スラリー層」と呼ばれる着色されたセメントの層が形成されています。
このスラリー層が劣化すると、チョーキング(白亜化)を起こしやすくなります。
このスラリー層が劣化すると、チョーキング(白亜化)を起こしやすくなります。
スラリー層が塗料の密着を阻害する点が問題視されています。通常の高圧洗浄では完全に除去しきれないことが多く、専用の洗浄剤(バイオ高圧洗浄など)を使用したり、入念なケレン作業を行ったりしないと、塗料が剥がれてしまうリスクが高いです。

【施工方法の候補】
適切な下地処理が必須の塗装: 塗装を行う場合は、専用の高圧洗浄やバイオ洗浄でスラリー層を徹底的に除去のうえ、専用のシーラー(下塗り材)を塗布することが不可欠です。
当社の場合は、アステックペイントのモニエル瓦専用プライマーなどを活用し、
高い密着性を目指します。
屋根葺き替え工事: 根本的からの解決を望む際に検討します。
いかがでしたか?
筆者自身もアスベスト問題で塗料に大きく変わったことは聞いていたのですが、
ここまで機能に問題がでてくるものがあるのは驚きでした!
すべて悪い!ということではありませんが、中には塗装では耐えきれないものがあることを知ると、よりメンテナンスの重要度に関心が湧きました😱💦
塗装は大きなお買い物です。せっかくするのであれば最大限効果的にお家を守りたいですよね。
誤った方法でメンテナンスをしてしまうと、塗装自体の費用を損してしまうだけでなく、
屋根材の劣化を早めてしまうことで余計な出費にもつながりかねません・・・
当店では専門知識と経験を併せ持ったスタッフが在籍していますので、
お客様のお家を的確に診断して最適なプランを提案いたします。
今回紹介した屋根材の場合でもぜひ一度プロタイムズ大阪狭山店・株式会社カラーへご相談くださいませ。

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